真言宗のお飾りは、宇宙の真理そのものとされる大日如来を中心に、右に弘法大師、左に不動明王を仰ぐ、密教の深い精神性を映し出したかたちです。
真言宗とは
真言宗は、平安時代初期に空海(弘法大師)によって開かれた密教の宗派です。空海は唐に渡り、当時の密教の第一人者であった恵果和尚から、金剛界・胎蔵界という密教の奥義をすべて授けられ、日本へと持ち帰りました。
「即身成仏(この身のままで仏になる)」を理想とし、手に印を結び、口に真言を唱え、心に仏を観想する修行を通じて仏との一体化を目指します。開祖である空海は、後に弘法大師の号を贈られ、今もなお「お大師さま」として全国で厚く信仰されています。
| 総本山 | 真言宗十八本山(高野山金剛峯寺、智積院など) |
|---|---|
| 宗祖 | 弘法大師(空海) |
真言宗のお飾りは、ご予算やお仏壇の大きさに合わせて、主に5つの組み合わせからお選びいただけます。
大切なのは、無理のない範囲で、日々心地よく手を合わせられる環境を整えることです。
ご本尊と脇侍の並び方
中央:大日如来、右:弘法大師、左:不動明王
選べる5つのお飾りパターン

正式な三尊形式を、最も省スペースかつ費用を抑えて整えられる組み合わせです。

ご本尊の大日如来を木彫りのお姿でお迎えし、中央を際立たせる祀り方です。

ミニ仏壇などに適した最小構成です。まずはお迎えすることを大切にしたい方に。

中央に仏像、左右に掛け軸を配する、非常にバランスが良く人気のある形式です。

すべてを立体的なお姿でお迎えする、最も丁寧な祀り方。お仏壇に奥行きと荘厳さが生まれます。
真言宗の「お線香」のあげ方
3本を「逆三角形」に立てる伝統的な作法
真言宗では、お線香を3本立てるのが一般的です。仏様側に1本、自分側に2本立てて「逆三角形」になるように供えます。これは仏・法・僧の三宝を供養する、あるいは自分とお大師さまが一体となるなどの意味が込められています。
揃えておきたい基本の道具

- お位牌の安置 ご本尊(大日如来)のお姿を遮らないよう、一段低い位置の左右どちらかに安置します。
- お供え(五供)の配置 奥側には「お水(茶湯器)」と「ご飯(仏飯器)」を。手前側には香炉を中心に、右に「灯明(燭台)」、左に「お花(花立て)」を配置するのが基本です。
組み合わせから選ぶ

木の温もりが感じられる、中心にお迎えする立体的なお姿です。

中央のみをシンプルにお祀りするのに適した、自立式の掛け軸です。

重厚感のある紫檀の枠。脇侍を揃えた三幅セットも人気です。

お仏壇に合わせたデザインをお選びいただけます。

香炉、花立て、灯立てなど、日々のお供えに欠かせない道具です。

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