曹洞宗のお飾りは、釈迦如来を中心に、禅の教えを伝えた二人の高祖を仰ぐ、静寂で清らかな祈りの空間です。 お仏壇を整える前に、まずはその歴史と教えについて触れてみましょう。
曹洞宗とは
曹洞宗の教えは、宋に渡り曹洞禅を学んだ道元禅師によって日本に伝えられました。帰国後、活動の場を越前に定め、修行の場として大本山永平寺を開創。人材の育成に注力し、数々の名僧を輩出しました。
その後、第四祖である瑩山禅師が、大本山總持寺を開創し、多くの弟子を育成しながら禅の教えを一般民衆へと広く浸透させました。現代においても「只管打坐(ひたすら座禅を行うこと)」という教えが大切に守られています。
| 総本山 | 永平寺(福井県) 總持寺(神奈川県横浜市) |
|---|---|
| 宗祖 | 高祖 承陽大師(道元禅師) |
| 高祖 | 太祖 常済大師(瑩山禅師) |
曹洞宗のお飾りは、ご予算やお仏壇の大きさに合わせて、主に5つの組み合わせからお選びいただけます。
大切なのは、無理のない範囲で、日々心地よく手を合わせられる環境を整えることです。
ご本尊と脇侍の並び方
中央:釈迦如来、右:承陽大師、左:常済大師
選べる5つのお飾りパターン

最もスタンダードで、費用を抑えつつ正式な形を整えられます。モダン仏壇や省スペースなお仏壇にも最適です。

中央のご本尊のみを立体的な仏像でお迎えする形です。中央を際立たせたい方にお勧めです。

シンプルにお祀りしたい方向けの最小構成です。お仏壇のサイズがコンパクトな場合によく選ばれます。

中央に仏像を、左右の脇侍を掛け軸にするバランスの良い形式です。多くのご家庭で選ばれる飾り方です。

すべてを立体的なお姿でお迎えする、最も丁寧な祀り方です。お仏壇の中に奥行きと荘厳さが生まれます。
曹洞宗の「お線香」のあげ方

曹洞宗では、お線香を1本、香炉の真ん中に立てて供えるのが一般的な作法です。心静かに座禅を組むように、一本の香をまっすぐに供えることで、自分自身の心と向き合います。
揃えておきたい基本の道具

- お位牌の安置 釈迦如来を中央に、お位牌は一段低い位置に安置します。
- お供えの配置 香炉・花立て・燭台の「三具足」が基本です。
組み合わせから選ぶ

木の温もりが感じられる、中心にお迎えする立体的なお姿です。

中央のみをシンプルにお祀りするのに適した、自立式の掛け軸です。

重厚感のある紫檀の枠。脇侍を揃えた三幅セットも人気です。

お仏壇に合わせたデザインをお選びいただけます。

香炉、花立て、灯立てなど、日々のお供えに欠かせない道具です。

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